藤田産業 株式会社
未来をデザインしていく会社

地域にとって必要な会社を存続させる一手とは
藤田産業は人々の生活を支える「LIFEサポート事業」を行っている会社です。プロパンガスや介護機器をご家庭に届けたり、鉄鋼製造の会社などには産業機器を、病院には医療酸素などを提供したりといった事業をしています。
2021年に就任したばかりの、3代目社長である藤田純さんは、藤田産業の他に、東京にも会社をお持ちです。そのため東京と名寄を行き来しながら2社の経営をされています。
実は、祖父からの会社である藤田産業を継ぐ予定ではなかったと話す藤田純社長。何年か前に2代目のお父様から事業継承の話があった時には、東京に自分の会社があるからと、断っていたそうです。
もとより、東京の会社で行っている事業の一環に中小企業の経営をサポートする事業があり、社内で何社も会社を抱えているような状態でした。
それなら藤田産業も併せて経営することは可能かもしれないと考え、コロナ禍のリモートワーク普及も後押しとなり、藤田産業の社長も兼務することを決めたとのこと。現在は、東京の会社のメンバーによるサポートも受けながら会社を経営されています。
藤田産業では今後、近隣エリアの同業他社と経営統合をしていきたいと語る藤田純社長。
それは単なる買収ではなく、藤田産業がそうであるように屋号や会社の思いを残し経営統合をする業務形態を目指します。経営統合をすることで必要な人員を集約し、業務の効率化を図る狙いもありますが、他にも理由があるとのこと。
「経営統合し、スケールメリットを活かすことで、ガスなどの元売り会社から『田舎の小さな会社だ』と足元を見られないようになります。さらに、会社の規模が大きくなれば、元売り会社のコストパフォーマンスも上がるため、お互いにとってWin-Winになるのでは」
地域にとって必要な会社の看板をおろすことなく、力を合わせていく。藤田産業で地方創生の鍵になりそうなビジネスモデルが進められています。

藤田純社長
こんな仕事をしています!
現在の藤田産業の業務は、ガスボンベの配送などの外回りの業務を行う営業、バックオフィスを担当する営業事務、介護機器のレンタルショップの運営があります。
現在は、経営秘書、経営企画、総合職の3種の人材募集を進めています。
総合職の方は、まずは先輩と一緒に外回りをしながら業務を覚えていきます。既存社員の高齢化が進んでいることもあり、若手を募集したいとのこと。社長と共に新しいアイディアを作り出し、形にするチャンスもあります。
経営秘書の方には、経営における進行管理サポートや外出やミーティングも多い社長の代わりに税理士さんや社労士さんなどの外部はもちろん、社内メンバーも含めた社長との架け橋役をお願いします。
経営企画の役割は、いわゆる「社長の右腕」のポジション。営業戦略を社長と話し合い、企業経営が上手く回っていくように効果検証しながら実行に移していくものです。
いずれの方も社長の側近としてお仕事をすることとなります。社長に社員たちの教育方針をお伺いしました。
「本人がどうしたいかをいつも聞くようにしています。そうして考えてもらったことに対して私の経験をシェアすることは行いますが、良いか悪いかをジャッジすることはしません。常に本人が自分の意思で取り組めるように主体性を大切にしています。」

藤田産業の社内風景
こんな社員がいます!
藤田産業で営業をされている辻川さん。土木の会社や病院にガスボンベなどの配送をするお仕事をしています。他にも、お客さんとの会話の中でニーズを聞いて、藤田産業でできる業務であれば対応することも。
辻川さんは社長とも同じ30代。社長が就任したときはどのように思われたか伺いました。
「社長とは年も近いので、話しやすいです。仕事終わりに趣味の話をすることもあります」
仕事のアイディアをもらうことも多いと言います。
「お客さんとの話し方や、配達の回り方などに対して、答えをポンとくれるというよりは、ヒントをくださる。その方が自分で考えようがありますよね」
社長に対しての尊敬もありつつも、同じ30代同士でフランクに話されている辻川さんの姿が印象的でした。

辻川さん
藤田社長が3代目に就任したばかりの藤田産業。未来は、これからの自分たちがデザインしていくんだ。そんな意気込みが感じられる会社でした。
住 所 : 〒096-0015
名寄市西5条南7丁目15
連 絡 先 : TEL 01654-2-4216事業内容 : 燃料・生活関連事業、介護・福祉・医療事業
創業年月日 : 昭和35年1月7日
従業員数 : 10名
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